愛知県生まれ。愛知県立芸術大学美術学部日本画学科卒業。
卒業後、愛知県立旭丘高校美術科の非常勤講師、愛知県立芸術大学国宝絵画等模写事業を経て、1999年写真家へ転身。写真家である夫と共に写真事務所を設立しフリーランスとなる。
写真誌への寄稿、人物・舞台・取材撮影、写真・美術講師、作品審査などを活動の中心とし、国内外の写真作品をさまざまなメディアや写真展などで発表している。
学芸員資格所有。
主な個展・企画展
- 2006年
- 「トン族~Dong Village~」 富士フォトサロン東京・名古屋
- 2006年
- 「旅するアジア ~ミャンマー2005~」 新宿野村ビル
- 2007年
- 「アラビアの故郷~イエメン~」 オリンパスギャラリー東京・大阪
- 2007年
- 「OLYMPUS E-410による女性写真家展」 オリンパスギャラリー東京
- 2012年
- 東京写真月間2012企画展「心が光る瞬間」 写真展 「刻 ~とき~」オリンパスギャラリー東京
- 2012年
- 「刻 ~とき~」 東川町文化ギャラリー
- 2019年
- 「YOKO ONO SNAPSHOTS」 ソニーストア名古屋 ギャラリースペース
- 2021年
- 「MON.jp」 ソニーストア名古屋 ギャラリースペース
- 2022年~2023年
- 「MON.jp -弐ノ巻-」 ソニーストア名古屋、大阪、福岡、札幌 各ギャラリースペース
もん【紋/文】
物の表面に表された図形。あや。紋様.
世界は自然と人が描き出す未知の紋様にあふれている。
直線や曲線の繰り返しを無意識に探す。
対象物そのものから意識をずらして視る感覚。
目の前の光景をファインダーの中で
平面性のある紋様に変化させる瞬間がたまらなく心地よい。
写真の性質を活かした独自の表現は無限に広がっている。
MONを追いもとめる旅はつづく。
2020年、海外など遠方への撮影がかなわなくなりました。
そこで私は身近なものに目を向けるようになりました。すると、視点や露出を変えるだけで、思いもよらぬ美しい光景に出会えることに気づきました。通り過ぎる日常の中に、ふと浮かび上がる紋様の世界。日本はこんなにも様々な光や色、そして形に満ちているのかと実感する日々。遠近感と陰影を消し去ることによって見えてくる平面構成。モチーフの主題をあえて覆い隠すことにより、自身が思い描く画作りが可能となり、見慣れた場所であっても初めて訪れるような新鮮な気持ちで撮影を楽しむことができました。
写真という平面に描かれた紋様のイメージを、ごゆっくりお楽しみ頂けましたら幸いです。